エポスカードのゴールド・プラチナ会員限定サービスの『選べるポイントアップショップ』。3つまでお気に入りショップを登録可能で、登録したショップでの利用獲得ポイントが3倍になります。以下の記事で取り上げた「エポスゴールド×MIXI M」については、残念ながら2023年8月31日をもって『mixi』のポイントアップが終了。
これによりポイ活界隈では「エポスはもうオワコン」などと言われていますが、私はまだ現役で利用しています。どれを選ぶのが最適か、とブログや動画で発信されている方の多くは公共料金や保険を勧めていますが、今回はオタク視点で私のオススメを紹介します。
まずは3枠に選ぶ対象の大前提。
クレジットカードでしか支払い出来ないものを選ぶ
スーパー、コンビニ、ドラッグストアなどの実店舗の多くはキャッシュレス決済の普及により、高還元な支払い方法が多数存在します。ネットショッピングや交通機関のネット予約についてもプリペイドカードを利用出来ることが多いため、貴重な3枠に敢えて選ぶ必要はないということです。
プリペイドカードを利用出来ない決済として挙げられる代表的なものは、月額の公共料金やサブスク。しかし、公共料金は電気とガスについては古くからの大手会社中心であり、水道は東京・横浜・福岡の3都市しか対象にありません。私は電気は『マネーフォワードでんき』、ガスは『エルピオ都市ガス』を契約しているため対象外であり、ネットは賃貸で無料のため支払いは発生していません。
最も効果が高いのは『国民年金』。個人事業主の場合は自分で年金を収める必要がありますが、割引額が大きいことからクレジットカードによる2年前納で支払いをしている方は多くいらっしゃると思います。アメックスプロパーをはじめ国民年金の支払いはポイント付与対象外と規定しているカード会社が多い中、エポスゴールドカードはポイントアップショップ登録によりポイント3倍に。おトクなバーコード決済は30万円を超える決済には利用出来ないため、これはおそらく最高水準かと思います。
私は2024年10月時点で以下の3つを登録しています。
『イープラス』と『チケットぴあ』については“レジャー施設・チケット・飲食店”のカテゴリに含まれます。主要プレイガイドのひとつである『ローチケ』は対象には含まれていないのですが、“スーパー・コンビニ・ドラッグストア”のカテゴリの『ローソン』を選択することで、ポイントアップされます。
実際に、Little Glee Monsterのチケットを購入した際の獲得ポイントがこちら。選べるポイントアップショップ利用分として、ローソンチケットの明細が対象となっています。
チケットの抽選には基本的にはデビットカードやプリペイドカードも利用出来るのですが、残高不足が怖いので利用したくないんですよね。申込時に残高が変動するのかオーソリのみが走るのか、当落時にも二重で決済されるのかがよくわからず。私は1つのツアーに10公演20公演と申し込んでいた人間なので、クレカ一括がよいに決まってます。
クレジットカードを持てない学生でなくても、敢えてコンビニ決済を選択する方いますよね。これは友達同士で申し込んで、重複したらお譲りもしくは流すの前提、ということからだと思いますが、コンビニ決済の場合、決済手数料220円が別途発生します。ポイ活上級者の方であれば『高還元ルートで支払いすれば220円の元が取れる』と主張する人もいるかと思うので、比較してみます。
まずはイープラスの場合。ファミリーマートで予約済みチケットの支払いとして利用可能な決済方法はこちら。
この中では『Visa LINE Payクレジットカード(P+)』によるチャージ&ペイの5%が最高還元になりますが、ひと月あたりのポイント付与上限の10000円に到達してしまうことと、2025年4月で『LINE Pay』がサービス終了となるのでここでは除外し、『楽天ペイ』で支払いすると仮定します。そして、以下条件とします。(ポイ活を知らない方からすれば???だと思いますが、そういう高還元ルートがあるのね、ぐらいに捉えていただければ)
- チャージルートは「JAL Pay(0.5%)⇒ANA Pay(0.5%)⇒楽天Edy(0%)⇒楽天キャッシュ(楽天ペイ)」とする
- JAL Payへチャージするクレジットカードの基本還元率は0.5%とし、100万円利用によるボーナスポイントはここでは含めない(エポスゴールドと同じ条件)とする
- マイルは一般的に2円相当の価値となるか、ここでは同等の還元率(0.5%)とする
楽天ペイの還元率は1.5%なので、上記ルートと合わせて3%。エポスゴールドの基本還元率は0.5%なのでポイント3倍の場合1.5%。つまり、上乗せされる1.5%分が220円を上回るか?を比較すればよいので、チケット代金をxとすると以下数式となります。
$ 0.015x > 220 $
これを解くと、$ x > 1466\dot{6} $となります。
私は基本1枚でしか申し込まないのですが、決済手数料は1枚につきではなく申込み1件につきのようです。なので、チケット定価が7000円ぐらいの公演だと2枚での申込みであればコンビニで楽天ペイで支払いした方が高還元、という結果になります。
続いて、ローチケの場合。ローソンはスマホのタッチ決済で対象の三井住友カードで支払いすると7%還元。Vポイントアッププログラムを含めると、最大で20%還元となります。
Vポイントアッププログラムのうち、アプリログインの+1%はOliveアカウント契約で誰でも容易に達成出来るため、ここでは還元率8%と仮定します。エポスゴールドとの差は6.5%のため、
$ 0.065x > 220 $
これを解くと、$ x > 3384.615… $ということで、大抵の申込みはコンビニ決済がおトクという結果になります。
続いて、チケットぴあの場合。セブンイレブンもローソンと同様に三井住友カードタッチ決済の特約店となりますが、2024年10月15日よりさらにパワーアップし10%還元に。
Vポイントアッププログラムも適用出来るはずなので還元率11%と仮定すると、
$ x > 2315.789… $ということで、同じく大抵の申込みはコンビニ決済がおトク、と思いきや、セブンイレブンではタッチ決済の上限は1回あたり10000円となります。セブンイレブンではチケットの支払いは現金・nanaco・クレジットカードに限られるため、チケットぴあの場合は2316円~10000円の場合に限りコンビニ決済がおトク、という結果になります。
主要3社プレイガイド以外の先行、例えばロッキング・オン主催のフェスはJフェスアプリからの申込み限定ですが、コンビニ決済の対象コンビニはセブンイレブンであり、チケット定価は10000円を超えるためタッチ決済の恩恵は受けられません。
本題のエポスゴールドの価値はいかに…というオチになってしまいそうですが、コンビニに出向く手間と支払い忘れのリスクを考えるとクレカ一択ですね。この時代にわざわざ乗車券買う人が何言ってんだ?と思われそうですが…、あれはe特急券の利用により結果的に交通費として発生するキャッシュが減らせて、当日には駅に出向くのでそれほどの手間ではないのに対し、チケットのコンビニ決済はいくらポイントが多く得られるとはいえそのために220円払うというのは、個人的にはナンセンスかな…と感じます。e特急券の話はこちらの記事参照。
エポスカードはアプリによる即時利用通知があるのも便利です。当選の場合はいつも前日の夜から当日未明頃に通知きてます。事前にわかったところで…?というのはありますが。
以上、オタクによるエポスゴールドの紹介でした。ノーマルエポスで50万円ほど利用するとインビテーションにより年会費永年無料、もしくは『JQ CARD エポスゴールドカード』であれば年1回の利用で年会費無料となるので、まだ所有されていない方は是非ご検討ください。
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