エクスプレス予約。おトクな料金で新幹線の予約が出来る、非常に便利なサービス。出張が多い方、旅行好きの方、全国遠征するようなオタクの方、…などなど、利用している方は多いのではないでしょうか。このサービスの利用には特定のクレジットカードが必要となりますが、どれが最適か。私なりの見解を紹介したいと思います。
結論としては、以下のいずれかがオススメです。
エクスプレス予約 vs スマートEX
今回はエクスプレス予約についての記事になりますが、そもそもの話として、類似サービスの『スマートEX』とどちらがおトクか。サービスの比較については公式サイトに詳細に記載されています。

例にある東京⇔新大阪の場合の差額は片道あたり290円。昔は1往復で年会費の元が取れていた記憶がありますが、随分と差が縮まりました。2回の旅行でようやく元が取れる計算ですね。これだと、1年に1回利用するかしないか程度のユーザーであれば、スマートEXでいっか…という人もいるかと思います。しかし、私はエクスプレス予約を強くオススメします。
スマートEXはe特急券の利用不可
公式サイトの比較表には登場しないのですが、最大の違いは私はここだと思っています。『e特急券』とは、特急券の効力のみのエクスプレス予約のきっぷ商品であり、乗車券と組み合わせて利用出来ます。きっぷ受け取り前であればその他のエクスプレス予約の商品と同じく、ネットで何度でも変更可。何故IC乗車のシステムが普及した今となってわざわざ特急券のみを購入するのか。エクスプレス予約やスマートEXの商品は基本的には乗車券と特急券が一体となっていますが、きっぷの場合に適用される“東京都区内”、“大阪市内”といった『特定都区市内制度』は適用されません。そのため、別途在来線の料金が必要となります。そして、利用区間によってはその合計の方がきっぷと比べて高額になる場合がある、ということは公式にも注意喚起がされています。
例として、私のJR最寄りである名古屋市内の「鶴舞」駅から「大阪」駅へ行く場合を見てみます。閑散期にのぞみを利用するという前提で、まずはスマートEX運賃ナビで比較した結果がこちら。

スマートEXとEX予約いずれも通常のきっぷ利用時よりも高額になってしまっています。『e特急券』は通常の特急券よりも安く設定されているため、それならば「乗車券+e特急券」が最強なのでは?ということで、「EX予約+在来線の料金」と「乗車券+e特急券」の比較がこちら。

最安の「乗車券+e特急券」は6170円なので、名古屋~新大阪のEX予約の料金と同じです。つまり、「鶴舞~大阪」も「名古屋~新大阪」も乗車券の値段が変わらないのに、IC利用することにより新幹線駅までの在来線が別途発生してしまうということですね。まとめると以下の通りになります。
きっぷ利用の場合
通常 | e特急券 | |
---|---|---|
【乗車券】鶴舞~大阪 | 3410 | |
【特急券】名古屋~新大阪 | 3070 | 2760 |
計 | 6480 | 6170 |
IC利用の場合
スマートEX | EX予約 | |
---|---|---|
鶴舞~名古屋 | 200 | |
名古屋~新大阪 | 6280 | 6170 |
新大阪~大阪 | 170 | |
計 | 6650 | 6540 |
学生の方であれば営業キロ101キロ以上の場合『学生割引乗車券』で乗車券の運賃が2割引になるので「乗車券+e特急券」がさらにおトクになるかと思います。私も学生の頃はフル活用してました。
ちなみに、“名古屋市内”の中心駅(特定都区市内制度の図において◎の駅)である名古屋から“大阪市内”の中心駅である大阪間は営業キロが201キロに満たないため、特定都区市内制度は適用されません。なので、きっぷは「(名)名古屋市内→(阪)大阪市内」ではなく「鶴舞→大阪」の表示になります。
運賃の比較は以下より行えます。
e特急券のデメリットとしては、IC乗車不可のためきっぷを受け取る必要があることと、別途乗車券を購入しなければならないことでしょうか。私は普段はJRの駅方面に行かないので当日に購入することが多いのですが、券売機で購入出来ますしe特急券の受け取りはQRコードをかざすだけなのでそれほど億劫に感じていません。また、エクスプレス予約に利用するクレジットカードの基本還元率が0.5%の場合、乗車券はそれ以外の高還元クレジットカード、プリペイドカードを利用出来るという点がメリットに感じます。
長距離の場合は「早特商品+在来線料金」の方が安い
基本的には「乗車券+e特急券」が最安なのですが、長距離の場合は早特商品を利用すべきです。例として、『EX早特21ワイド』を利用して「鶴舞」から「川崎」まで行く場合を考えます。川崎は“横浜市内”の駅であり、名古屋市内~横浜市内の乗車券5720円と、閑散期・ひかり(最安の組み合わせ)の名古屋~新横浜のe特急券4090円の合計は9810円。早特商品を利用する場合在来線の料金が別途発生しますが、それでも早特を利用した方が安い結果になります。(ちなみに、『EX早特28ワイド』は予約変更が出来ないわりに割引率が21ワイドと大差ないのでここでは除外しています。)
鶴舞~名古屋 | 200 |
名古屋~新横浜【EX早特21ワイド】 | 9140 |
新横浜~川崎 | 230 |
計 | 9570 |
そして、この早特商品はスマートEXも同じ料金設定なんですよね。全ての設定区間は以下の通りで、東京視点で見ると名古屋以西の全ての主要駅が対象となります。

このため関東在住の方にとってはe特急券を使用する場面がそれほどないかもしれませんが、早特商品は繁忙時期(GW、お盆、年末年始)には利用出来ないという点は注意が必要です。
名古屋視点では早特商品は東京と新横浜のみ(博多は主に空路利用)であり、私の場合はそれ以外の地域への移動で十分すぎるほど元が取れてしまうため解約する予定はないです。
専用クレジットカード vs プラスEX
前置きが長くなりましたがようやく本題の「どのクレジットカードが最適か」という話に移ります。エクスプレス予約を利用するにあたり、大きくわけて以下のいずれかが必要となります。
『プラスEX』はどのクレジットカードでも利用出来るわけではなく、以下のカード会社に限られます。
- JCB
- 三井住友カード
- 三菱UFJニコス
- トヨタファイナンス
- アメリカン・エキスプレス・インターナショナル
- イオンフィナンシャルサービス
- 三井住友トラストクラブ
- セゾンカード
- UCカード

以前は『エクスプレス予約』とは完全に差別化を図っており、年会費も割引率も異なっていたのですが、2017年9月2日より統合されその差は『グリーンプログラム』の有無のみとなりました。

『グリーンプログラム』とは、エクスプレス予約で一定のポイントを貯めると普通車指定席の値段でグリーン車が利用出来るといったサービスでしたが、それも2023年いっぱいで終了。というわけで、プラスEXとの差はほぼなくなりました。
唯一の違いはJR各社のポイントサービスの付与ポイント数が『エクスプレス予約』と『エクスプレス予約(プラスEX)・スマートEX』で異なります。2023年10月より『EXポイント』が新設され、新幹線乗車により貯まるポイントプログラムは以下のように区分されました。
- 東海道新幹線(東京~新大阪):EXポイント
- 山陽新幹線(新大阪~博多):WESTERポイント
- 九州新幹線(博多~鹿児島中央):JRキューポ
このうち、東海道新幹線の乗車で貯まる『EXポイント』について、例として「東京~名古屋」の普通車指定席のポイント数を見るとエクスプレス予約は64、プラスEX・スマートEXは32。概ね1/2の付与率となっています。


ただし、注意書きにある通りチケットレス以外での乗車はポイント付与対象外、ということでe特急券を利用した場合はこのEXポイントの付与はありません。e特急券活用による割引の方が効果が高いのでe特急券を多用する私としては無関係であることと、EXポイントの汎用性が低いのでこの差は特に注目するほどではないかなと思います。

『WESTERポイント』については今まで気にしたことがありませんでしたが…、エクスプレス予約の中にプラスEXの明記がないので不明、e特急券については還元されるっぽい記載があります。

追記:2025/01/25
2024年12月16日より、JR西日本のネット予約におけるJ-WESTカードのポイント還元率が大幅UP!ということで、エクスプレス予約およびe5489利用分の還元率が変更となっています。

プラスEXは“J-WESTカード以外の還元率”となるため、J-WESTカードに比べて一見劣るように見えますが、これはおそらくJR西日本のサービスとしての還元率だけでなく、カード利用そのものの還元率も含んでいると思われます。というのも、2024年12月15日以前のポイント付与概要に以下の記載があり、改定前の付与率の表と照らし合わせると計算が合うからです。


例えば、e特急券の還元率は0.5%であり、(※4)より2倍で1%、(※5)は平カードの場合0.5%を示すので合わせて1.5%。改定後の案内における“(参考)J-WESTカードの従来の還元率”を見ると、1.5%となっています。在来線チケットレスサービスの場合は4.5%であり、これも2%×2+0.5%と一致します。
まず大前提としてエクスプレス予約でチケットレスを使うのは基本早特商品のみですが、名古屋からの場合西日本エリアで対象となるのは小倉と博多のみ。福岡は大抵の場合空路を利用してしまうためほとんどがe特急券利用。J-WESTカード以外の還元率は0.5%ですが、これは当然ながらカード利用そのものの還元率は含んでいません。仮にこの後で紹介するリクルートカードを利用した場合、カード利用により貯まるポイント(リクルートポイント)1.2% + WESTERポイント0.5% = 1.7%となります。さらに還元率の高いカードをプラスEXとして利用している方もいらっしゃるはずなので、J-WESTカードが突出しているというわけではないと言えます。
JR各社のクレジットカード比較
エクスプレス予約の対象区間であるJR3社はそれぞれ以下のクレジットカードと提携しています。東海在住であればJR東海エクスプレス・カード、というような決まりはなく、居住地にかかわらず誰でも各カードを申し込み出来ます。
- JR東海エクスプレス・カード(JR東海)
- J-WESTカード(JR西日本)
- JQ CARDセゾンエクスプレス(JR九州)
ビュー・エクスプレス特約の思わぬ落とし穴
これに加え、JR東日本の子会社が発行する『ビューカード』でもエクスプレス予約を利用出来ます。ただしビューカードは利用経路が少し異なっており、『ビュー・エクスプレス特約』への申し込みが必要になります。プラスEXと似たようなイメージですね。JR東日本エリア在住の方であればまずこちらを検討するかもしれませんが、このビュー・エクスプレス特約はあまりオススメしません。
ビュー・エクスプレス特約の利用は、“モバイルSuicaの決済用クレジットカードをビューカードに設定していること”が条件となります。つまり、モバイルSuicaのチャージがビューカードに限られてしまうということです。

以下の記事で“高還元チャージルート”の話を取り上げました。ビューカードからモバイルSuicaへチャージする場合還元率は1.5%となりますが、それを上回る還元率を達成出来るルートが存在します。(とはいえToyota Wallet亡き今となってはそれほど上乗せ出来ず、ファミマで1と5と0がつく日にバニラVISAギフトカードを購入するルートが最高還元でしょうか。)ビューカードを所有している方であっても敢えてビュー・エクスプレス特約を選ばなくてもいいかなと私は思いますが、ビューカードゴールドプラスを所有していて年間ボーナスポイントを狙っている方であればエクスプレス予約での利用額を含められるのでアリかと思います。
年間20万円利用でボーナス進呈!貯まるポイントはポイ活で大活躍のJRキューポ
3社の中でどれか発行するのであれば、オススメは『JQ CARDセゾンエクスプレス』。会員募集開始が2022年6月ということでまだ登場してまもないクレジットカードになりますが、エクスプレス予約に九州新幹線エリアが加わったのがその時期なので当然ではあります。
オススメポイントとしては、3社の中で唯一国際ブランドをAmexで発行出来る点。事前登録によりキャッシュバックを受けられる『アメックス・オファー』のサービスがあり、セゾンカードであればセゾン・アメックス・キャッシュバックのキャンペーンに参加出来ます。過去に実施したキャンペーン一例を見るとドラッグストアやコンビニ、デリバリーサービスなど日常利用出来る店舗が定期的に対象に入っており、所有しているAmexの枚数分適用出来ます。
カード利用により貯まるポイントは『JRキューポ』。このJRキューポは知名度としては低く私もポイ活に足を突っ込むまで知らなかったのですが、等価で交換可能な共通ポイントが豊富であり、非常に汎用性が高いです。JQ CARD所有者限定で永久不滅ポイントにも交換出来ます。
そして最大のメリットは、年間20万円利用するとボーナスとして1000ポイントが進呈される、という点。これにより実質還元率1.0%で利用出来ます。そんなに新幹線乗らないよ、という方は日常での決済で使ってもよいのですが、基本還元率は0.5%と低めなので敢えてこのカードを使うメリットがないんですよね。上記のポイ活を振り返る記事の中で取り上げた“投信積立即売り”、セゾンカードで積立可能な証券会社として以下の3つがあります。
- 大和コネクト証券(月10万円まで)
- セゾンポケット(月5万円まで)
- セゾン投信(月10万円まで)
この投信積立も年間利用額に含まれるため、月10万円が上限の証券会社であれば2ヵ月の積立設定で20万円利用が達成出来ます。もしどれか1つ積み立てるのであれば、セゾンポケットとセゾン投信は信託報酬(運用管理費用)がかかるファンドしかないので大和コネクト証券がよいです。ただし、2024年11月の積立注文分より積立金額に対するJRキューポの付与がなくなることからおトク感が薄れるのでこのためだけにわざわざ開設するほどではなさそうですが、たまにポイントサイトで高額になっているので持っておいても損はないかなと思います。

私は今までは新幹線利用のみで余裕で年間20万円に到達していましたが、今年に入って遠征頻度が激減したのでこのカードで積立してみました。ボーナスメーターへの反映を確認済みです。

このカード自体のポイントサイト案件はないため公式サイトからの申し込みでOKです。九州地方・山口県在住の方は過去に何度か新規入会キャンペーンがあったためその時期を狙って発行するのがよいかもしれません。
セディナから三井住友へ!Vポイントは便利だが…
JR東海が提携する『JR東海エクスプレス・カード』。実は私は2013年から10年近く、エクスプレス予約にはこのカードを利用していました。発行会社は以前はSMBCファイナンスサービスでしたが、合併により三井住友カードへ移管されました。
セディナカード時代はわくわくポイントという使い勝手の悪いポイントでしたが、三井住友カードで貯まるポイントはVポイント。Tポイントと統合しさらに便利になったこともあり、ポイントの汎用性という点では先述の『JQ CARDセゾンエクスプレス』と同等になるかと思います。
一方で三井住友カード発行になったことでエクスプレス予約で利用するカードとして個人的に推せない要素があります。それは、三井住友カードは不正利用検知が働きすぎるという点。言い換えれば検知能力が高いのかもしれませんが、自分の利用なのに誤検知されることも少なくないようで。不正利用が検知された場合はカードが一時利用停止されます。普段の買い物であれば別のカード使うか、となりますが、エクスプレス予約は登録しているカードでしか利用出来ないのでそうはいかず。もし予約する局面でそのような事態になり、カスタマーセンターも繋がらず…といった場合には券売機で定価で買うか急遽別のカードでスマートEXを登録するしかなくなります。長らく御世話になったこのカードを解約しようと思ったきっかけとしては、グリーンプログラムがなくなるのであれば、同じ三井住友カードなら年間100万円利用でボーナスポイントが付与されるゴールドにプラスEXをつけて100万円対象に計上させたい、と思ったことからですが、それをせず他カードへ乗り換えたのもこれが大きな理由です。大抵のクレジットカードは不正利用に対する補償制度が備わっているので、仮に本当に不正利用されたとしてもどうにかなります。
突如注目を浴び始めた「ビックカメラJ-WESTカード」
JR西日本が提携する『J-WESTカード』。私自身は所有しておらず、e5489を利用する機会も少ないことから情報が乏しいです。e5489には一部J-WESTカード限定の商品がありますが、J-WESTカードはエクスプレス予約の機能をつけない“ベーシック”としても発行が可能であり、そのような商品はベーシックのカードでもOKなのでエクスプレス予約のカードをJ-WESTカードにすることで得られる恩恵というのがあまり見当たらず…。あるとすれば、山陽新幹線乗車で得られるWESTERポイントの還元率がJ-WESTカードでの決済であれば2倍になるようなので、山陽新幹線を多用する方にとってはメリットになりそうです。
J-WESTカードは先頭に何もつかないスタンダードなカードの他に、種類がいくつかあります。その中でもポイ活界隈で注目を浴びているカードが『ビックカメラJ-WESTカード』。その発端となったのがこの夏期間限定で販売された『WESTER ポイント全線フリーきっぷ』。9000ポイントでJR西日本全線が3日間乗り放題、新幹線と特急列車の自由席も利用可能、という破格の設定。

しかしWESTERポイントは日常ではそれほど貯まらず、純粋に9000ポイント貯めるのは困難。そこで、唯一共通ポイントから交換出来るルートとして注目されたのがビックポイントルート。ビックカメラのポイントサービス『ビックポイント』へ等価で交換出来るポイントとして、代表的なものは以下のポイント。
- JRE POINT(ビックカメラSuicaカード会員限定)
- JRキューポ
- JCB OkiDokiポイント
- 三菱UFJグローバルポイント
- UCカード 永久不滅ポイント
- みずほマイレージクラブ 永久不滅ポイント
そして、ビックカメラJ-WESTカード会員限定でビックポイントからWESTERポイントへ交換出来ます。1500ポイント⇒1000ポイントと還元レートは悪いですが、WESTERきっぷの価値を考えると悪くない、といったところでしょうか。
私はWESTERきっぷは直近で使い道がないためそれほど魅力に感じませんでしたが、持っていて損はないと思いビックカメラJ-WESTカード(ベーシック)を申し込み。数時間で審査完了しましたが、結果はまさかの発行見送り。Xを見たところ審査落ちの報告がちらほら。このカード、発行会社は三菱UFJニコスなのですが、どうやら多重(短期間に複数枚クレジットカードを発行していること)に厳しいようで、ポイントサイト案件で頻繁にクレジットカードを発行しているポイ活民が続々と落とされているようです。クレヒスを綺麗にした状態でいつかリベンジしたいと思います。
追記:2025/01/25
否決から半年経過したのでリベンジしたところ、今度は見事に可決!先日着弾しました。これは嬉しい。先述の通りJ-WESTカードをエクスプレスにする恩恵がないのでベーシックで発行しました。

これによりJR4社の提携クレジットカードが揃ったので集合写真。唯一の実質年会費無料のビューカード『ビックカメラSuicaカード』(年1回の利用で次年度年会費無料)はポイ活に出会う前から所有していました。(2020年2月以前はモバイルSuicaにビューカード以外でチャージすると年会費が発生していたため。)『JR東海エクスプレス・カード』は先述の通り解約済みです。

プラスEXとしてオススメのクレジットカード
ここからはプラスEXを利用出来るクレジットカードの中でオススメを紹介します。
年会費永年無料で還元率1.2%!コスパ最強のリクルートカード
年会費永年無料なのに基本還元率1.2%、という高還元カードとして有名な『リクルートカード』。貯まるポイントはPontaポイントやdポイントに等価で交換可能なリクルートポイント。発行会社はVISAとMastercardは三菱UFJニコス、JCBはJCBプロパーカードとなり、いずれもプラスEXの対象カードとなっています。
20万円利用時の獲得ポイントは2400ポイント、ということでボーナスポイントを含めた『JQ CARDセゾンエクスプレス』を上回り、リクルートカードの場合は20万円の壁なく常時1.2%なので使いやすいです。
どの国際ブランドがよいか。ポイ活視点で見るとファミペイやJAL Payなど出口が豊富なJCB?と思われがちですが、残念ながらJCBのリクルートカードはチャージ系は軒並みポイント付与対象外。nanacoとモバイルSuicaに限り月3万円分の利用を上限にポイント付与対象となり、三菱UFJニコスの2ブランドに関しては楽天Edyもその対象となります。また、Master・JCBからチャージ可能であるJAL Payについて、リクルートカード(Master)からのチャージでポイント付与されるという報告が見受けられます。
とはいえ今から発行するのであればポイントサイト案件や公式で新規入会キャンペーンのあるJCBがおトクです。JCBプロパーカードは即時利用通知があるのも便利ですね。
アメックスプロパーの年間利用額に計上
『マリオット ボンヴォイ』や『ヒルトン・オナーズ』、『ゴールド・プリファード・カード』といった年会費有料のステータスカードを所有されている方は特典のために一定の年間利用額を達成する必要があるので、1枚に集約したいのであればこれらのカードにプラスEXを付帯させるのもよさそうです。アメックスプロパーカードはプラスEX利用出来ます。
リクルートカードとJQ CARDセゾンエクスプレスの損益分岐点
リクルートカードは年会費永年無料で基本還元率1.2%という点は強いですが、JQ CARDセゾンエクスプレスのようなボーナスポイントの制度はありません。ここで、
- 投信積立によりJQ CARDセゾンエクスプレスの年間利用金額20万円を毎年達成する
- 投信積立の損益は含めないものとする
と仮定し、JQ CARDセゾンエクスプレスのエクスプレス予約の年会費を100円(1100円 – ボーナス1000ポイント)で計上した場合のリクルートカードとの比較をしてみたいと思います。
リクルートカードの基本還元率は1.2%、JQ CARDセゾンエクスプレスの基本還元率は0.5%。エクスプレス予約の年会費を差し引いたポイントが同一となるのは、
$$ \scriptsize {0.012x \ – \ 1100 = 0.005x \ – \ 100 } $$
これを解くと、\( \scriptsize { x = 142857.14\ldots } \)となります。
わかりやすいよう、キリのよい金額で考えてみます。
14万円の場合
リクルートカード
$$ \scriptsize { 140000 \times 0.012 \ – \ 1100 \\
= 1680 \ – \ 1100 \\
= 580 } $$
JQ CARDセゾンエクスプレス
$$ \scriptsize { 140000 \times 0.005 \ – \ 100 \\
= 700 \ – \ 100 \\
= 600 } $$
15万円の場合
リクルートカード
$$ \scriptsize { 150000 \times 0.012 \ – \ 1100 \\
= 1800 \ – \ 1100 \\
= 700 } $$
JQ CARDセゾンエクスプレス
$$ \scriptsize { 150000 \times 0.005 \ – \ 100 \\
= 750 \ – \ 100 \\
= 650 } $$
というわけで、この辺りが境界値になりそうです。
“積立金額に対するJRキューポの付与がなくなることからおトク感が薄れる”ということを記載していましたが、この点について少し補足します。
2024年10月までは、大和コネクト証券のクレカ積立ではJQカードに限り積立金額の0.5%分のJRキューポが付与されていました。10万円の積立で500ポイント付くイメージです。そして、約定日翌日に売却をする所謂“即売り”の場合、値動きの少ない国内債券であれば1日で99500円以下に値下がりする確率は低く、100%に限りなく近い確率でトータルでプラスとなることが出来ていました。

しかしこの500ポイントが付与されないとなると、いくら年間利用額のボーナスポイントが付与されるとしても、微妙かなというわけです。大和コネクト証券はセゾンポケットやセゾン投信と違い、eMAXIS Slimシリーズをはじめファンドが豊富にあるので、私なら即売りはせず、オルカンなりS&P500を買ってある程度上昇が見込めてから利確すると思います。
『JQ CARDセゾンGOLD』は年間100万円以上の利用でボーナス10000ポイントが付与されるカードなのですが、この改悪が発表された際に「年間利用額もカウント対象外になるのか…?」という点を皆さん気にされていました。現時点ではそちらは従来通りカウント対象となっており、JQ CARDセゾンエクスプレスも同じ理屈なのですが、個人的には改悪待ったなしなのでは…?と懸念しています。通常ポイントは対象外なのに年間ボーナスはOKというのも変な話なので。そうなると、この話は通用しないのでリクルートカード一択になりますね。
以上、エクスプレス予約について深堀りしてみました。私自身、現在は『JQ CARDセゾンエクスプレス』を利用しています。ここまで話しておいてアレですが『ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード』が非常に気になっているので、もし作成する場合は年間150万円利用の対象に含めたいのでプラスEXへの移行を検討します。
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