今回はわかる人にしかわからないニッチなネタになります。この度TS抜き可能なプレクスのTVチューナー「PX-MLT5PE」を市販品のケースを用いて外付け化してみました。
TS抜きとは何ぞや?という方は以下のブログ参照。

外付け化の必要性
そもそも外付け化とは何を差すかというと、PCI-Express接続の製品を無理矢理USB接続にすることです。何故そんなことをするのか。PCI-Express端子は基本的にデスクトップPCにしか存在せず、手軽なノートPCやミニPCで録画サーバー運用するためです。
プレクスのチューナーにはUSB接続のモデルも販売されているため、最初からそれを買えばいいじゃんという話になるのですが、マルチチューナー対応のUSB接続チューナーは2025年12月時点で存在しないんですよね。
マルチチューナー(チューナーが地デジとBS/CSの種類に依存しない)の何がよいかというと、例えば地デジ最大2ch、BS/CS最大2ch、合計4ch同時録画に対応したUSBチューナー「PX-W3U4」。実際にフルで4チューナー使用するというシチュエーションはほぼないといってよいですが、地デジ3ch録画したいといったことはなくはありません。朝のワイドショーなんてまさにそうですね。そういった際にこのチューナーだと対応出来ず、BS/CS用のチューナーをもて余すのが何となくもったいない気持ちになります。4chずつ対応の「PX-Q3U4」なんて尚更です。BS/CSチューナーは4chも要りませんよね。マルチチューナー「PX-MLT5PE」であれば地デジ4ch&BS/CS1ch録画といった対応が可能です。
何故外付け化が可能か
どんなモデルでも外付け化出来るかというと、PCIEx接続の製品は普通はそんなことは出来ません。「PX-MLT5PE」および「PX-MLT8PE」は内部のデータ通信はUSB接続となっているらしいので、電源さえ別で取ってしまえば可能というわけです。
外付け化してみた
実は今年の8月に外付けキットとやらいうものが販売されていたようで…何ともニッチな世界ですが一定数需要はありそうですね。
私が今回使用したのはAmazonで販売されているこちらのケースです。販売キットは14000円とかなりお高めですが、こちらは1000円以内で手軽に購入出来ます。
引き出し式のケースですが中の引き出しを取り外します。少し力を加えれば外れます。
ライザーカードはこちらを使用しました。安物ですが変な中華サイトで購入するよりはマシかと。
普通に差すと縦向きになるため、ケースに納めるためエクステンドケーブルを使用します。

電源はこの界隈ではお馴染みのこちら。
その他必要となるケーブル。4ピンからUSB-Aへ変換します。
接続はこんな感じ。ケーブルの差す方向はこの向きです。

全体像はトップの通り。専用品かと思うぐらいライザーカードとチューナーがピッタリです。
蓋をするとこんな感じ。カチっと閉めてもよいですが、取り外すのに力が要るため私は被せるのみにしています。


この状態で半年以上運用していますが、問題なく動作しています。
ホコリも防止出来るので我ながら力作です。

以上、自作外付けキット?のご紹介でした。

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